制限

一部の Db2 on Cloud データ・タイプのみを複製できます。 詳細については、サポートされるDb2 on Cloudデータ型を参照してください。

始める前に

Db2 on Cloud サービス・インスタンスの料金プランを確認します。 Data Replication は、Standard または Enterprise Db2 on Cloud 料金プランで実行されているデータベースから複製することはできますが、Lite プランで実行されているデータベースから複製することはできません。 Data Replication は、任意の料金プランで実行されているデータベースに複製できます。

Db2 on Cloud サービス・インスタンスの料金プランを確認するには、以下のようにします。

1. メイン・ナビゲーション・ペインで、 「サービス」>「サービス・インスタンス」をクリックします。
2. Db2 インスタンス名を見つけて選択します。
3. UI に移動をクリックしてください。
4. 左側のメニュー・バーで 「バージョン情報」 アイコン をクリックして、プランの詳細を表示します。

ソースとしての Db2 on Cloud の構成

Db2 on Cloud をソースとして構成するには、以下のようにします。

1. Data Replication は、 Db2 行オーガナイズ表からのみ複製します。 複製元の表が行オーガナイズ表であり、カラム・オーガナイズ表ではないことを確認してください。 この例では、TABLEORG 列の 'R' は、表 SALES_ROW が行オーガナイズ表であり、複製可能であることを示しています。

   SELECT tabname, tableorg FROM SYSCAT.TABLES WHERE tabname like 'SALES%'
   
   TABNAME TABLEORG
   ------------------------------- --------
   SALES_COL C
   SALES_ROW R
   
   2 record(s) selected.
   

2. データベース・ロギング・パラメーターを構成します。 レプリケーションに使用する予定のデータベースごとにログ保存を有効状態にします。 表構造の変更を複製する場合は、DDL ステートメントのロギングも有効にします。

   CALL SYSPROC.ADMIN_CMD ('UPDATE DATABASE CONFIGURATION USING LOG_DDL_STMTS YES')
   

3. 以下の要件を満たす必要があります。

   1. 表 DATA CAPTURE CHANGES を YESに設定します。 Data Replication がスキーマと表を複製するには、表の DATA CAPTURE CHANGES が YESに設定する必要があります。 接続で指定する Db2 ユーザー・アカウントに SYSADM 権限と DBADM 権限の両方がある場合は、複製する表ごとに手動でこれを有効にすることができます。

      例:

       ALTER TABLE "BANKING"."CREDIT_SCORE" DATA CAPTURE CHANGES;
      

   2. Data Replication では、表に主キーとして指定された列がなければなりません。

      例:

      ALTER TABLE "BANKING"."CREDIT_SCORE"
      ADD PRIMARY KEY ("ID")
      ENFORCED;
      

ターゲットとしての Db2 on Cloud の構成

Db2 on Cloud をターゲットとして構成するには、ターゲット接続用のデータベース・ユーザー特権を割り当てます。 ターゲット接続として Db2 データベースにデータを複製するには、スキーマと表を作成できる Db2 ユーザー・アカウントのみが必要です。 Data Replication は、 Db2 ターゲットのカラム・オーガナイズ表に複製します。

プロジェクトでの Db2 on Cloud への接続

Cloud Pak for Data as a Service のプロジェクトでDb2 on Cloudに接続するには、IBM Db2 on Cloudconnection を参照してください。

次のステップ

レプリケーション・ジョブの実行

親トピック: サポートされた Data Replication 接続