ガバナンス・フレームワークの実装の計画

資料の英語版に戻る

ガバナンス・フレームワークの実装の計画

最終更新: 2024年12月13日

ガバナンス・フレームワークの実装の計画

ガバナンス・フレームワークは、ガバナンス成果物で構成されるビジネス・ボキャブラリーで構成されます。事前定義されたガバナンス成果物は、ビジネス・ボキャブラリーの開始点を提供します。ただし、ガバナンス・チームは、組織が必要とするその他のガバナンス成果物を作成またはインポートする必要があります。ガバナンス・チームがビジネス・ボキャブラリーを作成した後、データ・スチュワードはメタデータ・エンリッチを実行して、ビジネス・ボキャブラリーをデータ資産に割り当てることができます。

ガバナンス・チームがガバナンス成果物を作成する前に、チーム・メンバーはガバナンス成果物とガバナンス・ルールの以下の側面を十分に理解している必要があります。

各タイプの成果物の目的
成果物間の関係の影響
成果物の割り当てがアセットに与える影響
各タイプの成果物の設計方法
既存の成果物の目的と構造
成果物を使用して、データ保護ルールで保護するデータを指定する方法

実装戦略に応じて、ガバナンス・チームは、プラットフォームを実動に移す前、またはプラットフォームの使用中に、ビジネス・ボキャブラリーを作成することができます。

タスク	必須?	タイミング
ビジネス・ボキャブラリーのガバナンス成果物の作成またはインポート	いいえ	anytime

ガバナンス成果物についての詳細

ビジネス・ボキャブラリーのガバナンス成果物の作成またはインポート

多くのタイプのガバナンス成果物は、ビジネス用語、データ・クラス、参照データ・セット、分類などのデータ資産を記述するビジネス・ボキャブラリーとして機能します。一部のタイプのガバナンス成果物は、ポリシーやガバナンス・ルールなど、他の成果物のメタデータとして機能します。

カテゴリー構造は、成果物を追加する前に配置するか、成果物とともにインポートする必要があります。

以下の条件に応じて、ガバナンス成果物を追加する任意の方法またはすべての方法を使用できます。

インポートする既存の成果物があるかどうか。
Knowledge Acceleratorsをインポートするかどうか。これには、特定のビジネス・スコープおよび業種用に事前定義された成果物のセットが含まれています。
製品 UI で作業するか、API 呼び出しを介して作業するか。
新規成果物をワークフローの対象にするか、即時に公開するか。

以下の表では、成果物を追加する方法、作業場所、および成果物がワークフローの対象であるかどうかを比較しています。

方法	製品 UI ではどうですか?	API 呼び出し内?	ワークフローに従いますか?
成果物を個別に作成	はい	はい	はい
各タイプのガバナンス成果物を独自の CSV ファイルにインポートする	はい	はい	はい
以前にエクスポートしたガバナンス成果物のセットを ZIP ファイルからインポートする	いいえ	はい	いいえ
Knowledge Accelerators	いいえ	はい	いいえ

ガバナンス成果物を個別に作成することを選択した場合は、以下のタスクから開始して、素早く価値を得ることができます。

ビジネス用語を作成してビジネス・ボキャブラリーを確立し、ユーザーが必要なデータを簡単に見つけられるようにします。ビジネス用語には、多くの場合、データ・クラスとの関係があります。ビジネス用語の作成中に、作成する必要があるデータ・クラスのタイプを見つけることができます。ビジネス用語間の関係を追加して、コンテキストを提供し、意味を追加し、資産の検索可能性を向上させます。
データのフォーマットを記述するデータ・クラスを作成します。一部のデータ品質ディメンションは、割り当てられたデータ・クラスにデータがどの程度適合しているかを測定します。必要に応じて、マッチング基準として機能する参照データ・セットを作成します。
ビジネス用語とデータ・クラスの間の関係を追加します。メタデータ・エンリッチ中に、データ・クラスとそれに関連するビジネス用語がデータ資産に自動的に割り当てられます。

チームは、その他のタイプのガバナンス成果物を作成することもできます。