ID 方式を使用してデータをマスクする場合は、拡張設定を使用できます。 この設定により、他の文字を変更せずに、大文字を他の大文字に、小文字を他の小文字に、数字を他の数字に変更することによって、入力値を変更することができます。

4.8.0 英語以外の言語文字である Unicode のすべての特殊文字 (2 バイト文字) は、英数字と一部の特殊文字 ( -./@#$ %^&*()\:;?_" など) を除き、 X にマスクされます。

特定の文字を削除、コピー、または追加設定に置き換えることができます。

単純な繰り返しパターン (従業員 ID、顧客 ID、部品番号など) を持つビジネス ID データ・クラスまたはビジネス用語を難読化する方法として、ID 方式をお勧めします。 このメソッドは、名前や姓、コメント・フィールドなどの可変長テキスト・データには推奨されません。これは、ID メソッドは、マスクされていない入力のデータに関するストリングの長さと文字ケースの情報を保持するためです。この情報を保持すると、異常な異常値を再識別するリスクが高くなります。

文字フォーマット・オプション

大文字: ソース値を処理前に大文字に変換します。 出力値も大文字です。

削除: 処理前にソース値から削除する文字を、二重引用符で囲んで指定します。

トリム(Trim)

処理の前に、ソース値から先行、末尾、および重複する順次文字を除去します。

デフォルトでは、トリムにより空白文字が削除されます。また削除したい他の文字を指定することもできます。 トリムする文字を入力し、二重引用符で囲みます。

コピーまたは置換

宛先値にコピーする 1 つ以上のサブストリングのペアを指定します。 リテラル・ストリングで置き換えることもできます。

開始位置: 宛先にコピーするサブストリングの開始位置。 先頭文字は 1 です。

終了位置: 宛先にコピーするサブストリングの終了位置。

置換文字の入力: (オプション) 指定された位置にあるソース文字を置換するリテラル・ストリングです。 リテラル・ストリングがサブストリングより短い場合、プロバイダーは、長さが一致するまでリテラルを複製します。 リテラル・ストリングがサブストリングより長い場合は、切り捨てられます。