デプロイメントで使用されるスペースおよびデータ・タイプにデータ資産を追加およびプロモートするさまざまな方法について説明します。
データには以下のものがあります。
- .csv ファイルなどのデータ・ファイル
- データベースなどのリポジトリーに配置されているデータへの接続。
- ストレージ・バケットに配置されている接続済みデータ。 詳しくは、 Cloud Object Storage サービスからのデータの使用を参照してください。
注:
- データ関連用語の定義については、 資産タイプとプロパティーを参照してください。
- カタログは以下で使用できますIBM Knowledge Catalog組織全体で共有できるデータ資産にアクセスするための機能ストアとして。 データ資産には、モデル内のどこで使用されているかに関するメタデータが含まれます。 カタログは、カタログおよびデータ資産レベルでアクセスを制御します。
スペースへのデータの追加は、以下のいずれかの方法で行うことができます。
- UI を使用したスペースへのデータおよび接続の追加
- データ・ソース (ファイルや関連プロジェクトからの接続など) をプロモートする
- データ資産をスペースにプログラマチックに保存する
- スペースまたはプロジェクト (データ資産を含む) を既存のスペースにインポートします。
スペースに追加されたデータは、プロジェクトに追加されたデータと同様の方法で管理されます。 次に例を示します。
- データをスペースに追加すると、スペース内に資産とその添付ファイルの新しいコピーが作成され、プロジェクト資産への参照が維持されます。 データ接続などの資産がアクセス資格情報を必要とする場合、それらは保持され、プロジェクトまたはスペースからデータにアクセスする場合でも同じです。
- プロジェクトでのデータ接続と同様に、スペースからデータ接続の詳細を編集できます。
- データ資産は、プロジェクトに保管されるのと同じ方法でスペースに保管されます。 これらは、プロジェクトに使用される構造と同じファイル構造をスペースに使用します。
UI を使用したスペースへのデータおよび接続の追加
UI を使用してデータまたは接続をスペースに追加するには、以下のようにします。
- デプロイメント・スペースの 「アセット」 タブで、 「アセットのインポート」をクリックします。
- 接続されたデータ資産、カタログ資産、またはプロジェクト・ファイルを追加するかどうかを選択します。
- 接続済みデータ資産を追加する場合は、 「接続済みデータ」 を選択し、接続を選択します。
- カタログ資産を追加する場合は、 「カタログ資産」 を選択し、カタログを選択します。
- プロジェクト・ファイルを追加する場合は、 「プロジェクト・ファイル」 を選択し、プロジェクト・ファイルを選択します。
- インポート をクリックします。
そのデータ資産がスペース内に表示され、デプロイメント・ジョブで入力データ・ソースとして使用できます。
プログラムにスペースへのデータの追加
watsonx.aiRuntime アセットの作成、更新、削除に API を使用する場合は、必ずData and AI Common Core API を使用してください。
資産をプログラマチックに追加する方法の例については、次のサンプル・ノートブックを参照してください。 SPSS と Db2 を使用したバッチ・デプロイメントを使用した顧客チャーンの予測
watsonx.aiランタイムのデータソース参照タイプ
データソース参照型は、入力データと結果の場所を表すためにwatsonx.aiRuntime リクエストで参照される。 以下のタイプのデータ・ソースには、 data_asset
および connection_asset
を使用します。
- Cloud Object Storage
- Db2
- データベース・データ
注:
- Decision Optimizationの場合、参照タイプは
url
です。
data_asset ペイロードの例
{"input_data_references": [{
"type": "data_asset",
"connection": {
},
"location": {
"href": "/v2/assets/<asset_id>?space_id=<space_id>"
}
}]
connection_asset ペイロードの例
"input_data_references": [{
"type": "connection_asset",
"connection": {
"id": "<connection_guid>"
},
"location": {
"bucket": "<bucket_name>",
"file_name": "<directory_name>/<file_name>"
}
<other wdp-properties supported by runtimes>
}]
詳しくは、以下を参照してください。
- watsonx.aiランタイムREST API
Cloud Object Storage サービスからのデータの使用
Cloud Object Storage サービスは、接続されたデータ資産または接続資産を介してデプロイメント・ジョブで使用できます。 Cloud Object Storage サービスからのデータを使用するには:
プロジェクトまたはスペースにConnectionを追加し、Cloud Object Storage (infrastructure)またはCloud Object Storageをコネクターとして選択して IBM Cloud Object Storageへの接続を作成します。 秘密鍵、アクセス・キー、およびログイン URL を指定します。
注:Cloud Object Storage または Cloud Object Storage (インフラストラクチャー) への接続を作成する場合は、
access_key
とsecret_key
の両方を指定する必要があります。access_key
およびsecret_key
が指定されていない場合、その接続からのデータのダウンロードは、バッチ・デプロイメント・ジョブでは機能しません。 参考として、IBM Cloud Object Storage接続と IBM Cloud Object Storage (infrastructure)接続を参照してください。作成した Cloud Object Storage 接続を使用して、接続されたデータとしてデプロイメント・スペースに入力ファイルと出力ファイルを追加します。
親トピック: デプロイメント・スペース内のアセット