ファウンデーション・モデルのセキュリティーとプライバシー
ファウンデーション・モデルでの作業は、 watsonx でのすべての作業がセキュアかつプライベートであるのと同じ方法で、セキュアかつプライベートです。
watsonx を介して対話するファウンデーション・モデルは、 IBM Cloudでホストされます。 データは、サード・パーティー・プラットフォームやオープン・ソース・プラットフォームには送信されません。
プロンプト・ラボで作成したり、API を使用して送信したりするファウンデーション・モデル・プロンプトには、ユーザーのみがアクセスできます。 プロンプトは自分だけが使用し、選択したモデルにのみ送信されます。 プロンプト・テキストは、 IBM やその他のユーザーや組織がアクセスしたり使用したりすることはできません。
プロンプト、モデル選択、およびプロンプト・エンジニアリング・パラメーター設定を保存するかどうかを制御します。 保存すると、プロジェクトに関連付けられた専用の IBM Cloud Object Storage バケットにデータが保管されます。
プロジェクト・ストレージ・バケットに保管されるデータは、保存時および移動時に暗号化されます。 保管されたデータはいつでも削除できます。
セッション中のプロンプト・ラボのテキストのプライバシー
プロンプト・ラボのプロンプト・エディターから 「生成」 をクリックして送信したテキストは、トークンとして再フォーマットされ、選択したファウンデーション・モデルに送信されます。 送信されたメッセージは転送中に暗号化されます。
作業内容を保存することを選択しない限り、プロンプト・テキストは保存されません。
保存されていないプロンプト・テキストは、ページが最新表示されてプロンプト・テキストが削除されるまで Web ページに保持されます。
保存された作業のプライバシーとセキュリティー
保存された作業の管理方法は、保存することを選択した資産タイプによって異なります。
プロンプト・テンプレート資産: 現在のプロンプト・テキスト、モデル、プロンプト・エンジニアリング・パラメーター、およびすべてのプロンプト変数は、プロンプト・テンプレート資産として保存され、プロジェクトに関連付けられた IBM Cloud Object Storage バケットに保管されます。 プロンプト・テンプレート資産は、ユーザーが削除または変更するまで保持されます。 自動保存がオンのときに、保存されたプロンプトを開いてテキストを変更すると、保存されたプロンプト・テンプレート資産内のテキストが置換されます。
プロンプト・セッション資産: プロンプト・セッション資産には、プロンプト入力テキスト、モデル、プロンプト・エンジニアリング・パラメーター、およびモデル出力が含まれます。 プロンプト・セッション資産を作成すると、最大 500 個の送信済みプロンプトのプロンプト情報がプロジェクト・ストレージ・バケットに保管され、そこで 30 日間保持されます。
ノートブック資産: プロンプト、モデル、プロンプト・エンジニアリング・パラメーター、およびプロンプト変数は、 Python コードとしてフォーマット設定され、プロジェクト・ストレージ・バケットにノートブック資産として保管されます。
保存された資産を表示できるのは、プロジェクトまたはプロジェクト・ストレージ・バケットに対する 管理者 または 編集者 役割のアクセス権限を持つユーザーのみです。 プロジェクトとそれに関連付けられた Cloud Object Storage バケットにアクセスできるユーザーを制御します。
- 資産セキュリティーについて詳しくは、 データ・セキュリティーを参照してください。
- プロジェクト・アクセス権限の管理について詳しくは、 プロジェクト・コラボレーター を参照してください。
プロンプト・ラボでのロギングとテキスト
プロンプト・エディターに追加するもの、プロンプト・ラボからモデルに送信するもの、または API を使用してモデルに送信するものは、 IBMによってログに記録されません。 ファウンデーション・モデルによって生成され、プロンプト・ラボに返されるメッセージもログに記録されません。
コンテンツおよびファウンデーション・モデル出力の所有権
watsonx にアップロードするコンテンツは自分のものです。
IBM は、 IBM 開発モデルをさらにトレーニングしたり改善したりするために watsonx にアップロードしたコンテンツやファウンデーション・モデルによって生成された出力を使用しません。
IBM は、ファウンデーション・モデル出力に対する所有権を主張しません。 お客様のコンテンツおよびファウンデーション・モデルの出力については、引き続き単独で責任を負うものとします。
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親トピック: 基盤モデル