データ・ソースがファイアウォールの内側にある場合、 Cloud Pak for Data as a Service は、接続を確立するためにファイアウォールを介したインバウンド・アクセスを必要とします。 データ・ソースがサード・パーティーのクラウド・プロバイダーにあるか、データ・センターにあるかにかかわらず、インバウンド・ファイアウォール・アクセスが必要です。 インバウンド・アクセスを構成する方法は、ベンダーのファイアウォールによって異なります。 一般に、Cloud Pak for Data as a Service によるアクセスを許可するために、Cloud Pak for Data as a Service クラスタの IP アドレスを入力して、インバウンド・アクセス・ルールを構成します。
IP アドレスは、範囲の開始アドレスと終了アドレスを使用するか、CIDR 表記を使用して入力できます。 クラスレス・ドメイン間ルーティング (CIDR) 表記は、IP アドレスとそれに関連するネットワーク・マスクのコンパクト表現です。 開始アドレスと終了アドレスの場合は、各アドレスをコピーして、ファイアウォールのインバウンド・ルールに入力します。 あるいは、CIDR 表記のアドレスをコピーします。
Cloud Pak for Data as a Service の IP アドレスは、リージョンによって異なります。 ユーザー・インターフェースには、現在のリージョンの IP アドレスがリストされます。 IP アドレスは、 Cloud Pak for Data as a Serviceの基本インフラストラクチャーに適用されます。
Cloud Pak for Data as a Service クラスターの IP アドレスを検索するには、以下の手順に従ってください:
- 「管理」>「クラウド統合」 ページに移動してください。
- 「ファイアウォール構成 (Firewall configuration)」 リンクをクリックして、地域内の Cloud Pak for Data as a Service で使用される IP 範囲のリストを表示します。
- Cloud Pak for Data as a Service クラスターの IP 範囲を CIDR 表記または、開始アドレスと終了アドレスとして表示します。
- プライベート IP アドレスを表示するには、 プライベート IP を含める を選択してください。 プライベートIPアドレスは、ファイアウォールの内側にあるIBM Cloud Object Storageバケットへの接続を許可する。 Cloud Object Storageのファイアウォールアクセスを参照してください。
- リストされている各 IP 範囲をコピーして、クラウド・プロバイダーの適切なセキュリティー構成またはインバウンド・ファイアウォール・ルール・エリアに貼り付けます。
例えば、データ・ソースが AWS にある場合は、AWS マネジメント・コンソールの セキュリティー・グループの作成 ダイアログを開きます。 IP 範囲をセキュリティー・グループ規則の インバウンド セクションに貼り付けてください。
親トピック: ファイアウォール・アクセスの構成