資料の 英語版 に戻るモデル・ナゲットから SQL を生成する
SQL の最適化 (SPSS Modeler)
最終更新: 2024年10月07日
データベースのデータを使用する場合に、SQL コードをデータベースにプッシュ バックして実行することができます。これにより、多くの操作のパフォーマンスを向上させることができます。 一部のノードについて、モデル・ナゲットの SQL を生成し、モデルのスコアリング段階をデータベースにプッシュ バックします。 これにより、モデル・ナゲットが含まれているフローで完全な SQL プッシュバックを実行できるようになります。
SQL プッシュバックがサポートされる生成後のモデル・ナゲットの場合は、以下の手順を実行します。
- モデル・ナゲットをダブルクリックして、モデル・ナゲットの設定を開きます。
- ノード・タイプに応じて、以下に示す 1 つ以上のオプションを指定します。 いずれかのオプションを選択して、SQL 生成の実行方法を指定する必要があります。
このモデルの SQL を生成
- デフォルト: Server Scoring Adapter (インストールされている場合) を使用してスコアリング (インストールされていない場合はインプロセス): これはデフォルト・オプションです。 Scoring Adapter がインストールされているデータベースに接続されている場合、このオプションを選択すると、関連するユーザー定義関数と Scoring Adapter を使用して SQL が生成され、そのデータベース内でモデルのスコアリングが実行されます。 使用可能なスコアリング・アダプターがない場合、このオプションは、データベースからデータをフェッチし、 SPSS Modelerでそのデータをスコアリングします。
- 欠損値のサポートなしでネイティブ SQL に変換することによるスコア。 このオプションを選択すると、データベース内でモデルのスコアリングを行うためのネイティブ SQL が生成されます。その際、欠損値の処理によるオーバーヘッドは発生しません。 このオプションでは、ケースのスコアリング時に欠損値が見つかると、予測にヌル (
$null$) を設定します。 - 欠損値をサポートするネイティブ SQL に変換することによるスコア。 CHAID、QUEST、および C&R Tree モデルで、欠損値を全面的にサポートしながら、データベース内でモデルをスコアリングするネイティブ SQL を生成できます。 この場合、モデル中で指定されているように欠損値が処理されて、SQL が生成されます。 例えば、C&R Tree は代理変数ルールと Biggest Child Fallback (あるレコードの分割フィールド、およびその分割に対するすべての代理変数フィールドに欠損値がある場合、そのレコードは重み付けされた最大の度数を持つ子ノードに割り当てられる (ケースまたは度数の重みが使用中の場合を除き、通常は大半のレコードが割り当てられた子ノードになる) を使用します。
- データベースの外部でスコアリング: このオプションは、データベースからデータをフェッチし、 SPSS Modelerでスコアリングします。