パラメーターは、現在のフローまたは SuperNodeで保存されて永続化されるユーザー定義変数です。 パラメーターは、スクリプトの動作を制御するためにスクリプトでよく使用され、ユーザー・インターフェースからもアクセスできます。
CLEM 式およびスクリプトで使用するパラメーターは定義できます。 フロー・プロパティーで定義されたパラメーターは、フロー内のすべてのノードで使用可能です。 このパラメーターの可用性により、これらのパラメーターはローカル・スクリプト変数と区別されます。ローカル・スクリプト変数は、宣言されたスクリプトでのみ使用できます。
フローを保存すると、そのフローに設定されているパラメーターも保存されます。
フロー・スクリプトまたはフロー・プロパティーでフロー・パラメーターを設定できます。 フロー・プロパティーの設定について詳しくは、 フローのプロパティーの設定 を参照してください。
CLEM 式のパラメーター
CLEM 式で、パラメーターは $P-pname
の形式で表されます。ここで、pname
はパラメーターの名前です。 CLEM 式で使用する場合、パラメーターは単一引用符で囲む必要があります (例: '$P-scale'
)。
スクリプトのパラメーター
スクリプトで値をハードコーディングする必要がないように、パラメーターを使用してフィールドと値の情報を指定できます。 例えば、 minvalue
パラメーターを作成してから、このしきい値より高いレコードまたは低いレコードを選択するなど、現在のフローのさまざまな操作にこのパラメーターを使用できます。 また、必要に応じてしきい値の値を変更できます。
SuperNodes のパラメーター
SuperNode のパラメーター・セットは、その SuperNode またはネストされたノードで CLEM 式を作成するときに使用できます。 SuperNode のパラメーター・セットは、 SuperNodeの外部では使用できません。
パラメーターを使用して、 SuperNode内のノードの設定を管理できます。 この方法では、ノードを直接構成する必要がないため、時間を節約できます。 例えば、 サンプル ・ノードで使用可能なデータのランダム・サンプルを使用して、 SuperNode 内の ニューラル・ネットワーク ・ノードを特定の期間学習したいとします。 パラメーターを使用して、時間の長さとサンプルの割合の値を指定できます。 ノードのプロパティーをカスタマイズして、 「サンプル」 ノードの 「サンプル」 設定が 「ランダム%」 になり、 「ニューラル・ネットワーク」 ノードの 「停止規則」 設定が 「最大学習時間を使用」 になるようにすることができます。 その後、ノード・プロパティにアクセスして値を指定するために、Train.time
やSample.random
などのSuperNode,用のパラメータを作成できます。 これらのパラメーターを定義すると、 SuperNodeでパラメーターの値を設定することにより、2 つのノードでこれらの設定の値を簡単に変更できます。