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地理空間のサブ尺度 (SPSS Modeler)
地理空間のサブ尺度
最終更新: 2025年2月12日
地理空間の尺度はリスト ストレージ タイプとともに使用します。 この尺度には、各種の地理空間データを識別するために使用する 6 つのサブ尺度が用意されています。
- ポイント: 特定の場所を識別します (都心部など)。
- ポリゴン: 特定の地域とその場所 (郡など) の単一の境界線を識別する一連のポイント。
- LineString. 折れ線や単に線とも呼びます。 行ストリングは、線の経路を識別する一連のポイントです。 行ストリングには、例えば固定の項目 (道路、河川、鉄道など) や、 移動する物体の軌跡 (航空機の飛行経路や船舶の航路など) が該当します。
- MultiPoint. 1 つの領域に対応する複数のポイントがデータの各行に含まれる場合に使用します。 例えば、各行で都市の道路を表し、 道路ごとに複数のポイントを使用して個別の街灯を示します。
- MultiPolygon. データの各行が複数の多角形を含む場合に使用します。 例えば、各行が国の輪郭を表す場合に、 米国を複数の多角形として記述し、本土、アラスカ、ハワイなどの各地域を示すことができます。
- MultiLineString. データの各行が複数の線を含む場合に使用します。 行を分岐させることはできないため、行グループ (例えば、各国の可航水路や線路網などのデータ) を特定する場合に、複数行ストリングを使用することになります。
制約事項
地理空間データを使用する場合は、以下の制限事項に注意する必要があります。
- 座標系がデータの形式に影響する場合があります。 例えば、投影座標系で x と y (および必要な場合は z) の座標値を使用しているが、 地理座標系では経度と緯度 (および必要な場合は高度または深度) の座標値を使用している場合が該当します。
- 行ストリングをそれ自体と交差させることはできません。
- 多角形は自己閉鎖でありません。それぞれの多角形で、 最初のポイントと最後のポイントを同じポイントとして定義する必要があります。
- 多角形群ではデータの方向が重要です。時計回りの場合は内側が満たされていることになり、 反時計回りの場合は中空になります。 例えば、湖が存在する国土を記録する場合には、 主要な陸地の境界を時計回りで記録し、それぞれの湖の形状を反時計回りで記録することが可能です。
- 多角形をそれ自体と交差させることはできません。 このような交差には、例えば、 図 8 のような形で連続した直線で多角形の境界をプロットしようとした場合が該当します。
- 多角形群同士を重ねることはできません。
- 地理空間フィールドの場合、該当するストレージ タイプは「実数」と「整数」のみです (デフォルト設定は「実数」です)。
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