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散布図ノード
最終更新: 2024年11月22日
プロット・ノード (SPSS Modeler)

散布図ノードでは、数値フィールド間の相関が示されます。 散布図と呼ばれる点を使用した作図を作成したり、折れ線を使用することができます。 ノード・プロパティーで X モードを指定することにより、3 種類の折れ線グラフを作成することができます。

X モード = ソート

「X モード」を 「ソート」 に設定すると、x 軸に作図するフィールドの値に基づいてデータがソートされます。 この場合、グラフ上で左から右へ進む 1 つの線が生成されます。 名義型をオーバーレイとして使用すると、グラフの左から右へと進む異なる色の複数の線が生成されます。

図1: 「X モード」を「ソート」に設定した折れ線
「X モード」を「ソート」に設定した折れ線

X モード = オーバーレイ

「X モード」を 「オーバーレイ」 に設定すると、同じグラフ上で複数の折れ線が作成されます。 オーバーレイ・プロットの場合、データをソートすることはできません。x 軸の値が増え続ける限り、データは 1 本の線上に作図されます。 値が減少すると新しい線が作成されます。 例えば、x 値が 0 から 100 に変化する場合、y 値は 1 つの線に作図されます。 しかし、x 値が 100 を下回ると、最初の線のほかに新しい線が作図されます。 このため、最終的にはグラフに多数の作図が描画されることもあります。これは、連続する複数の y 値を比較する場合に便利です。 このタイプの作図は、連続する 24 時間単位の電力需要など、定期的な時間コンポーネントを持つデータに適しています。

図2: 「X モード」を「オーバーレイ」に設定した折れ線
「X モード」を「オーバーレイ」に設定した折れ線

X モード = 読み込み順

「X モード」を 「読み込み順」 に設定すると、x 値と y 値はデータ・ソースから読み込まれた順に作図されます。 このオプションは、傾向、つまりデータの順序に依存するパターンを調べるときに使用する、時系列コンポーネントを持つデータに適しています。 このタイプの散布図を作成する前に、データをソートする必要がある場合があります。 また、「X モード」を 「ソート」「読み込み順」 に設定した場合の 2 つの類似プロットを比較して、パターンがどの程度ソートに依存しているかを調べるときにも役立ちます。

図3: 最初「X モード」を「ソート」で、次に「読み込み順」で再実行した折れ線
最初「X モード」を「ソート」で、次に「読み込み順」で再実行した折れ線
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