CLEM 式を手動で入力することも、式ビルダーを使用することもできます。現在のフローのデータ・フィールドのほかに、CLEM のすべての関数と演算子のリストが表示されるため、フィールドや関数の正確な名前を覚えていなくても、素早く式を作成できます。
式ビルダーのコントロールによってフィールドや値に適切な引用符が自動的に追加され、正しいシンタックスの式を作成することが簡単になります。
- パラメーターの設定では、式ビルダーを利用できません。
- データ ソースを変更する場合は、ソースの変更前に、Clem 式ビルダーが選択した関数を引き続きサポートできることを確認する必要があります。 すべてのデータベースがすべての関数をサポートするわけではないため、新しいデータ ソースに対して実行した場合にエラーが発生することがあります。
- データベース関数を含む SPSS Modeler デスクトップ・ストリーム・ファイル (.str) を実行できます。 ただし、式ビルダーのユーザー・インターフェースではまだ使用できません。
式ビルダーを開く
式ビルダーは、CLEM 式を使うすべてのノード (条件抽出ノード、バランス・ノード、フィールド作成ノード、置換ノード、精度分析ノード、レポート・ノード、テーブル・ノードなど) で使用できます。 ノードをダブルクリックしてそのプロパティーを開き、計算機アイコン をクリックすると、ノードを開くことができます。
式の作成
式ビルダーには、フィールド、関数、および演算子の全リストがあるほか、データがインスタンス化されている場合はデータ値へのアクセス手段も提供されています。
- 関数およびフィールド・リストを参照として使用して、 「式」 ボックスに入力します。 または、リストから必要なフィールドと機能を選択します。
- フィールドまたは関数をダブルクリックして「式」フィールドに追加します。
- オペランドを式に挿入するには、オペランド・ボタンを使用します。
関数の選択
関数リストには、使用可能なすべての CLEM 関数と演算子が表示されます。 リストをスクロールして関数を選択します。または、すばやく目的のものを探すには、ドロップダウン・リストを使用して関数または演算子のサブセットを表示します。 詳しくは、 関数の選択を参照してください。
フィールドの選択
「フィールド」リストには、現在データ・ストリームで利用できるすべてのフィールドが表示されます。 リストをスクロールして、目的のフィールドを選択してください。 フィールドをダブルクリックして、式に追加します。 最近使用されたフィールドから選択することもできます。
フィールド値の表示および選択
式ビルダーでフィールド値を表示できます。 この機能を使用するには、データがインポートまたはデータ型ノード内で完全にインスタンス化されている必要があり、そうすることで、ストレージ、データ型、および値が明らかになります。
式ビルダーでフィールドの値を表示するには、値を表示する必要があるフィールドを選択します。 これにより、値を現在の式またはリストに挿入できます。
フラグ型と名義型フィールドの場合、すべての定義済みの値が表示されます。 連続型 (数値範囲型) フィールドの場合、最小値と最大値が表示されます。