CLEMの例
このセクションの式の例は、CLEM で使用できる正しい構文と式のタイプを示しています。
単純式
フィールド After および Before の値に基づいて新しいフィールドを作成する簡単な式の例を次に示します。
(After - Before) / Before * 100.0
フィールドの値を参照する際には、フィールド名を引用符で囲まないことに注意してください。 同様に、次の式は単にフィールド salary の各値の対数を返します。
log(salary)
複合式
より複雑で長い式を使用することもできます。 次の式は、2 つのフィールド ($KX-Kohonen および $KY-Kohonen) の値が、指定した範囲内の場合に true (真) の値を返します。 ここでは、フィールド名に特殊文字が含まれているため、フィールド名を単一引用符で囲んでいることに注意してください。
('$KX-Kohonen' >= -0.2635771036148072 and '$KX-Kohonen' <= 0.3146203637123107 and '$KY-Kohonen' >= -0.18975617885589602 and '$KY-Kohonen' <= 0.17674794197082522) -> T
文字列関数など多くの関数では、さまざまなパラメーターを正しい形式で指定する必要があります。 以下の例では、produce_ID フィールドの先頭文字を返すために関数
が使用されています。これは、項目が有機的、遺伝子組み換え、または従来型のいずれであるかを示します。 式の結果は、subscrs
によって記述されます。-> `result`
subscrs(1,produce_ID) -> `c`
次の式も同様です。
stripchar(`3`,`123`) -> `12`
文字は常に単一逆引用符で囲みます。
式での関数の組み合わせ
CLEM式は、多くの場合、関数の組み合わせで構成されます。 以下の関数は、
と subscr
を組み合わせて、 produce_ID の先頭文字を返し、それを大文字に変換します。lowertoupper
lowertoupper(subscr(1,produce_ID)) -> `C`
この式は、次のようにさらに短い形式で記述することもできます。
lowertoupper(produce_ID(1)) -> `C`
よく使われる関数の組み合わせの例を、もう一つ次に示します。
locchar_back(`n`, (length(web_page)), web_page)
この式は、フィールド値の最後の文字から逆方向に読み取り、フィールドweb_pageの値の中で文字
を見つけます。 `n`
関数も組み込むことにより、この式は、7 などの静的な数値を使用するのではなく、現行値の長さを動的に計算します。これは、7 文字未満の値には有効ではありません。length
特殊関数
多数の特殊関数 (先頭に
記号が付きます) を使用できます。 よく使われる特殊関数を次に示します。@
@BLANK('referrer ID') -> T
特殊関数は、組み合わせて使用され、同時に複数のフィールドに対して、フィールドが空の場合にフラグを設定するためによく用いられる方法です。
@BLANK(@FIELD)-> T
その他の例については、この CLEM文書で説明されています。 詳しくは、 CLEM (レガシー) 言語リファレンス を参照してください。