開発、テスト、および実動用のさまざまな環境として機能するプロジェクトを作成し、必要に応じてそれらのプロジェクト間で資産をマイグレーションすることができます。
アセットの伝搬
DataStage は、 cpdctl
を介した .zip ファイルとしての資産のインポートおよびエクスポートをサポートします。 dsjob
コマンド・ライン・インターフェースを使用して、指定された開発プロジェクトから、テスト用に指定されたプロジェクトに、実動用に指定されたプロジェクトに資産をマイグレーションすることができます。 インポート・コマンドおよびエクスポート・コマンドについて詳しくは、 コマンド・ライン・ツール を参照してください。
InfoSphere DataStageから資産をインポートする場合は、ISX ファイルを開発プロジェクトにインポートし、さらに伝搬する前に必要な変更を行います。 詳しくは、 DataStage ジョブのマイグレーションを参照してください。 従来の DataStage から最新の DataStage の実動プロジェクトに直接伝搬することは推奨されません。
DataStage フローを開発する際に、 dsjob
コマンドを使用して変更を段階的に伝搬することができます。 詳しくはコマンドラインツールを参照。
変更に関する考慮事項
開発環境、テスト環境、および実稼働環境の間で資産を移動する際には、以下の考慮事項が適用されます。
- 接続
- 環境間で接続をマイグレーションする場合は、新しい環境で使用されるデータベースに一致するように接続資格情報を調整します。
- パラメーター・セット
- 環境間でパラメーター・セットをマイグレーションする場合は、新しい環境の構成に合わせてパラメーターを更新します。
- ランタイム環境
- マイグレーション後に環境変数を手動で再定義しなければならない場合があります。
- 構成ファイル
- 構成ファイルに対する変更は、手動で伝搬する必要があります。 変更を上書きコピーするか、古いファイルを置き換えます。
デプロイメント
プロジェクト間で変更を伝搬させることができますが、これはユーザーが各環境でアセットを変更できることを意味します。 さらに権限を制限したい場合は、プロジェクトからSpaceに伝播させ、ユーザーは接続の更新、パラメータ・セットの更新、ジョブの実行のみを行うことができます。 詳細については、 DataStageの配置スペースを参照してください。