IBM® DataStage® on Cloud は、ダラス、ワシントン DC、フランクフルト、ドイツなど、複数の IBM Cloud ロケーション内で高可用性を実現します。 ただし、1 つの場所全体に影響を及ぼす可能性のある災害からの復旧には計画と準備が必要になります。
当サービスの構成、カスタマイズ、および使用法をよく理解することが必要です。 また、新しい場所でサービスのインスタンスを再作成したり、いずれかの場所にデータを復元したりする準備をしておくのもお客様の責任です。 詳しくは、ダウン時間をゼロにする方法 を参照してください。
高可用性
IBM DataStage は、Single Point of Failure のない高可用性をサポートします。 このサービスは、IBM Cloudによって提供されるマルチゾーン・リージョン (MZR) 機能を使用して、高可用性を自動的かつ透過的に実現します。
IBM Cloud は、単一ロケーション内で単一障害点を共有しない複数のゾーンを使用可能にします。 1 つのリージョンの複数のゾーン間で自動的にロード・バランシングを行うこともできます。
災害時リカバリー
IBM Cloud ロケーションでデータ損失の可能性を含む重大な障害が発生した場合、災害復旧が問題になることがあります。I ロケーションをまたいで MZR を利用することはできないので、ロケーションが利用不能になった場合は、IBM がそのロケーションを再びオンラインにするまで待たなければなりません。 基盤になっているデータ・サービスがその障害でダメージを受けた場合は、IBM がそのデータ・サービスを復旧するまで待つ必要もあります。
壊滅的な障害が発生した場合は、IBM がデータベース・バックアップからデータを復旧できない可能性があります。 その場合は、お客様がデータをリストアして、サービス・インスタンスを最新の状態に戻す必要があります。 データの復元先は、同じロケーションでも異なるロケーションでもかまいません。
災害復旧計画には、IBM Cloud上で維持されているすべてのデータを把握して保存すること、およびそれらのデータを復元する準備をしておくことが含まれます。 この保管データには、 DataStage フロー、プロジェクト内のデータ資産、および DataStage フローで使用されるさまざまなデータ・ソースへの接続が含まれます。
DataStage フローの災害復旧
DataStage フローを確認し、バックアップできるデータを判別します。 このデータをバックアップします。 災害が発生した場合は、バックアップからリストアできるフローをリストアしてください。 復元できないフローと成果物を再作成します。 再構築したフローをコンパイルして実行し、各フローに関連するジョブを再作成しますします。
データのバックアップ
DataStage フローおよび関連するデータ資産は、プロジェクトに保管されます。 プロジェクトのエクスポートの説明に従って、プロジェクトをバックアップします。 エクスポート設定に、必要なすべての成果物 ( DataStage フローや関連データ資産 (ファイルや接続など) など) が含まれていることを確認します。
データの再作成
以前にエクスポートされたローカル ZIP ファイルからプロジェクトをインポートします。 詳しくは、「プロジェクトのインポート」を参照してください。