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XML Composer 検証ルール (DataStage®)

最終更新: 2025年3月12日
XML コンポーザー検証ルール (Hierarchical Data ステージ)

デフォルトでは、XML コンポーザーは「厳密な検証」を使用し、違反が発生するとジョブは失敗します。 検証をカスタマイズするために、違反が発生したときに実行するアクションを指定します。

以下の表で、検証ルールおよび適用可能なアクションについて説明します。

表 1. 値の検証ルール
ルール 説明 アクション
データ・タイプに正しくない値があります この値は、対応する項目のデータ・タイプの値ルールと一致している必要があります。
無視
タイプ・チェックおよびタイプ変換は実行されません。 マッピング表のターゲット列の項目のデータ・タイプは、ストリング・データ・タイプに置換されます。
発生ごとにログに記録、文書ごとにログに記録
タイプ検査が実行されます。 タイプが検査に失敗した場合、ログ・エラーは、発生ごとに 1 回、または文書全体に対して 1 回報告されます。ただし、構文解析は続行されます。 タイプ変換は実行されません。 マッピング表のターゲット列の項目のデータ・タイプは、ストリング・データ・タイプに置換されます。
致命的
(デフォルト) タイプ・チェックおよびタイプ変換が実行されます。 無効な値を指定すると、ジョブは失敗します。
値はファセット制約に失敗します
注: このルールを有効にすると、 「データ・タイプに正しくない値があります」 ルールも、このルールに対して選択したアクションと同じアクションに設定されます。
この値は、対応する項目タイプのファセットに対して検査されます。
無視
ファセット検査は実行されません。
発生ごとにログに記録、文書ごとにログに記録
ファセット検査が実行されます。 エラーはログに記録されます。
致命的
(デフォルト) ファセット検査が実行されます。 無効な値を指定すると、ジョブは失敗します。
NULL 値を持つことができない項目の値が NULL NULL 不可能な項目が検査され、NULL 値が含まれていないことが確認されます。
無視
NULL 検査は実行されません。 マッピング表のターゲット列のすべての項目は、NULL 可能になります。
発生ごとにログに記録、文書ごとにログに記録
NULL 検査が実行され、エラーはログに記録されます。 NULL 値が設定されます。 その結果、マッピング表のターゲット列のすべての項目は、NULL 可能になります。
致命的
(デフォルト) NULL 検査が実行されます。 無効な値を指定すると、ジョブは失敗します。
この値にはデータを書き込まない
NULL 検査は実行されません。 出力では、エレメントのデータは書き込まれません。つまり、出力には空のエレメントが表示されます。
値のトリム タイプの検査とタイプ変換を実行する前に、値の前後に空白をトリムします。
いいえ
トリミングは実行されません。
はい
(デフォルト) 値の両側でトリミングが実行されます。
表 2. 構造検証ルール
ルール 説明 アクション
必須項目がない インスタンス文書の中で項目は正確に出現する必要があります。 必要な属性が欠落している場合、またはシーケンス・コンテンツ内でエレメントの出現順序が間違っていると、違反が発生する可能性があります。
無視
必須項目の検査は行われません。 エラー・メッセージはログに記録されません。 その結果、マッピング表の「ターゲット」列のすべての項目はオプションになり、それらの項目のマッピングを指定する必要はありません。
発生ごとにログに記録、文書ごとにログに記録
エラー・メッセージがログに記録されます。 欠損値に値は入力されません。 その結果、マッピング表の「ターゲット」列のすべての項目はオプションになります。
致命的
(デフォルト) 必須項目が欠落していると、ジョブは失敗します。
リストの出現回数が無効 出現回数は、スキーマで定義されているように、MinOccurs 属性の値と MaxOccurs 属性の間の値でなければなりません。
無視
エラー・メッセージはログに記録されません。
発生ごとにログに記録、文書ごとにログに記録
エラー・メッセージがログに記録されます。
拒否
ComposingStatus 項目 (XML コンポーザー・ステップのステップ出力に新規グループとして追加された項目) は、False に設定され、対応するエラー・メッセージを含みます。
致命的
(デフォルト) リストの出現回数が無効である場合、ジョブは失敗します。