階層データ・ステージのスキーマ・ビュー (DataStage)
スキーマ・ビューを作成して、スキーマ・ツリーのサイズを縮小し、設計エクスペリエンスを向上させ、構文解析および作成プロセスの効率を向上させます。
スキーマ・ビューは、スキーマの定義済みサブセットです。 スキーマ・ビューはスキーマ・ライブラリー・マネージャーに保存されるため、異なるステップや異なるジョブ・デザインで再利用できます。
スキーマ・ビューの作成および削除
大きなスキーマのスキーマ・ツリーのサイズを小さくするには、任意の XML エレメントからスキーマ・ビューを作成します。
IBM Cloud Pak® for Data にログインし、プロジェクトに移動します。
階層データ・ステージを含む DataStage フローを作成するか、開きます。
階層データ・ステージをダブルクリックして、プロパティー・パネルを開きます。
「アセンブリーの編集」をクリックします。
「ライブラリーを開く」をクリックします。
- ライブラリーを開きます。
スキーマを選択してその定義を表示し、 「ビューの作成」 をクリックしてスキーマ・ビューを作成します。
- ビューの名前と説明を入力します。 このスキーマ・ビューに含めるスキーマ要素を選択します。
- 「保存」 をクリックして、ビューを作成します。
- スキーマ・ビューのプロパティーを指定します。
スキーマビューを削除するには、ビューを選択して [ビューの削除]をクリックします。 JSON スキーマに基づくスキーマ・ビューの作成はサポートされていません。
スキーマ・ビューを使用した XML ファイルの作成
大規模なスキーマからスキーマ・ビューを作成することにより、コンポーザー・ステップを使用して、元のスキーマではなく、スキーマ・ビューで定義された構造とタイプに基づいて XML データを作成できます。
XML スキーマは複雑になる可能性があります。 これらには、多くの XML 文書の XML タイプ、エレメント、構造、および定義を含めることができます。 これらは、数千の XML ノードを含むことができ、大量の情報を提供します。 これらの複雑なスキーマからビューを作成して、スキーマ・ツリーのサイズを削減し、設計プロセスの作成を簡素化することができます。
以下の場合に、スキーマ・ビューを使用して XML 文書を作成できます。
XML スキーマに多数のタイプの XML 文書の定義が含まれており、特定のタイプの XML データを作成する場合は、XML スキーマから XML 文書タイプのビューを作成し、その文書タイプに関連しないすべての機能をビューから削除することができます。 その後、ビューを XML コンポーザー・ステップの文書ルートとして選択し、マッピングを定義し、XML 文書を作成することができます。
XML データを記述するスキーマに大量の情報が含まれている場合は、スキーマの複数のビューを定義できます。各ビューは、XML スキーマの一部を記述します。 ビューごとに 1 つの XML コンポーザー・ステップを追加して、XML 文書の一部を作成できます。 追加のビューおよびコンポーザー・ステップを使用して、生成されたすべてのパーツをアセンブルできます。
スキーマ・ビューを使用した XML ファイルの構文解析
スキーマ・ビューを使用すると、小さな XML ファイルを構文解析する際のアセンブリーを単純化できます。 元のスキーマにビューを作成して、XML ファイルに存在する必須エレメントのみを含めることができます。 これにより、スキーマ内の自動チャンク・ノードを使用せずに、スキーマ・サイズを削減することができます。 また、ビューをパーサー・ステップにインポートして、簡素化されたファイルを簡単に解析することもできます。